【沖縄求人紹介】沖縄はザル経済を脱却し、ポテンシャルを伸ばしていくフェーズでの働きがいとは
目次
データで読み解く、沖縄で求められる人材とは
沖縄へのU・Iターン転職。その魅力として、青い海や豊かな自然、人間らしいライフスタイルが語られるのは当然のことです。しかし、ビジネスパーソンの視点で見たとき、沖縄ほど「構造的な伸び代が可視化されている地域」は国内でも稀かもしれません。
アジアへの近接性、圧倒的な観光ブランド、そして全国でも突出した人口動態。沖縄には成長のための条件が揃っています。
一方で、経済指標を冷静に見ると、そのポテンシャルをまだ十分に活かしきれていない現状も見えてきます。
例えば、沖縄県の最新の「県民経済計算」によれば、令和4年度(2022年度)の1人当たり県民所得は224万9千円と全国平均(327万4千円)のおよそ7割にとどまり、依然として全国最下位の水準です。これは裏を返せば、生産性や付加価値を高める余地が大きく残された市場だということでもあります。
しかも沖縄は、単に経済規模や所得水準が低い地域ではありません。成長スピードに産業構造や経営の仕組みが追いついていないという、非常に特徴的なフェーズにあります。その根拠となる3つのデータを紹介します。
データで見るチャンス
まずは沖縄経済の現在地を、客観的なデータから確認してみましょう。
経済成長率:日本平均を上回り続ける、数少ない成長地域
多くの地方都市が人口減少と経済縮小に直面する中、沖縄県の実質経済成長率は長期的に見ても全国平均を上回る水準を維持してきました。例えば令和4年度には沖縄の実質成長率が2.7%と、日本全体の1.5%を大きく上回っています。
日本全体が「成熟・安定」フェーズに入った今なお、沖縄は「拡大・成長」フェーズにある希少な地域です。この成長局面に、経営・事業・組織の仕組みが追いついていない点こそが、最大のチャンスと言えます。
参考:内閣府「県民経済計算」
産業構造:観光だけじゃない。10年で急成長したIT産業
「沖縄=観光」というイメージはすでに一面的です。沖縄県が国と連携して育成してきた情報通信関連産業(IT産業)は、観光に次ぐ第2の柱へと着実に成長しています。
県の調査によれば、県内のIT関連企業の売上高は約4,601億円(令和4年度)に達し、企業数は約900社(令和3年度末時点)に上ります。これは20年前と比べて企業誘致による集積が飛躍的に進んだ結果であり、2000年から2020年の20年間で県外から沖縄に立地した情報通信関連企業は444社増加(累計496社)しました。
かつてのコールセンター集積地から、ソフトウェア開発、データセンター、さらには観光×DXを担う「ResorTech(リゾテック)」領域へと、産業の中身も高度化・多様化しています。
人口動態:「若さ」が残る、国内でも希少な市場
経済の基礎体力となる「人」の面でも、沖縄は際立っています。総務省の人口推計によると、沖縄県は15歳未満人口の割合が全国で最も高く16.3%に達します。しかも15歳未満人口の割合が75歳以上人口の割合を上回るのは全国で沖縄県だけという状況です。
若い労働力と将来の消費需要をこれだけ抱える地域は、日本国内では極めて希少であり、この人口構造が沖縄経済の中長期的な成長を下支えしています。
沖縄経済の構造課題
「ザル経済」を脱却し、成長を加速させるために
成長市場と豊富な人材に恵まれているにもかかわらず、「豊かさの実感」が広がりにくい最大の要因とされるのが、沖縄経済の構造課題である「ザル経済」です。
「ザル経済」とは、県内で生じた需要や売上・利益が県外に流出し、地元企業の利益や県民所得に十分還元されないという経済構造を指します。観光などでいくら外貨(県外資金)を稼いでも、原材料や中間財、エネルギー、ITシステム、コンサルティングなどを県外や外資企業に依存しているために利益がすぐ県外へ漏れてしまいます。
バケツに水を注いでも、底に穴が空いていれば水(富)が溜まらないのと同じ構造で、結果として企業の利益も賃金も伸びにくい状態が固定化されてきました。
沖縄県が掲げる「稼ぐ力」とは、この構造を転換し、経済のバケツに水を溜める3つのエンジンを回すことに他なりません。
すなわち、
(1)県外から資金を呼び込むこと
(2)域内で資金を循環させ漏出を防ぐこと
(3)得られた利益を人に再投資して成長のサイクルを完結させることです。
以下では、この3つの視点から具体策と求められる役割を整理します。
参考:沖縄県「稼ぐ力」施策概要
エンジン① 資金流入
「量」から「質」へ──高付加価値化で外貨を稼ぐ
これまでの沖縄経済は、「安く、多く」人を呼ぶモデルが中心でした。しかし観光客数がコロナ前に過去最多を記録する中でオーバーツーリズムの懸念が高まり、人手不足も深刻化するなど、量頼みの成長モデルの限界が明確になりつつあります。
今求められているのは、ブランディングと高付加価値化による収益構造の転換です。
たとえば、1泊1万円の宿を埋めるのではなく、1泊10万円でも選ばれる唯一無二の体験を創出する。下請けの受託開発に甘んじるのではなく、自社プロダクトを県外・海外に直接販売する。
こうした高付加価値モデルへの転換によって、「安いから選ばれる沖縄」ではなく「高くても沖縄だから選ばれる」という状態を目指します。実際、観光分野では富裕層向けのラグジュアリーツーリズムや長期滞在ニーズの取り込みが戦略課題となっています。例を挙げるとすると、ジャングリア沖縄はそこに対したアプローチで事業を行っています。
沖縄県も「おきなわブランド戦略」というブランド戦略を掲げており、県自体も付加価値を上げるために官民が一体となって、産業を横断してブランディングに取り組みを行っております。
参考:おきなわブランド戦略
エンジン② 所得循環
「ザル」の穴を塞ぐ──地産地消とDXで利益を残す
「ザル経済」脱却の本丸がここです。県外に流出していたコストをいかに県内に留めるか。近年、調達や業務を見直し域内で経済を回す取り組みが広がっています。
県内企業同士の取引拡大によって、観光収入や公共事業の波及効果を高めたり、東京の大手ベンダーに委託していたシステム開発や広告運用を内製化・自動化し、外注費を削減など。
例えば、地元スーパーが県産品の仕入れ比率を上げたり、建設業で県内企業がJV主体となって大型案件に参画したりといった動きがそれに当たります。行政も含めたDX推進により、これまで外注していた業務を県内で完結させる事例も増えています。
「外注」から「県内で回す」へ─小規模事業者のデジタル化を“実装”まで支援
もう一つの漏出ポイントは、広告運用・予約管理・バックオフィス・基幹システムなどの間接業務コストが県外に出ていく構造です。ここに対して沖縄では、ISCO(沖縄ITイノベーション戦略センター)による小規模事業者等デジタル化支援事業のように、県内事業者のIT導入を“実装”まで支える枠組みがあります。調査(アンケート)→助言→ITツール導入への補助という流れに加え、申請有無にかかわらず専門家の無料派遣でITツール選定・活用を支援する仕組みが用意されています。
加えて沖縄県は、全産業のDX推進を目的にResor Tech EXPO(県内最大級のIT・DX展示商談会)の開催支援や、支援情報・DX事例を集約するResor Tech OKINAWAでの情報発信も行っています。単発の補助金で終わらせず、相談窓口や事例の蓄積を通じて、県内でノウハウが循環する土壌を作りにいっている点がポイントです。
参考:沖縄県「Resor Tech EXPO/Resor Tech OKINAWA」
エンジン③ 所得分配
利益を「人」へ投資し、成長サイクルを完結させる
利益が残る構造ができた先に必要なのが、未来への投資です。企業が得た果実を内部留保に眠らせるのではなく、人と組織に再投資して次の成長を生み出すサイクルを回します。
具体的には、賃上げ・人材育成・評価制度整備への投資です。社員のスキルアップや処遇改善によって生産性が上がれば、商品・サービスの競争力が高まり、さらなる収益拡大につながります。また、適正な利益配分により社員の消費余力が増せば、地域経済全体にも好影響が及びます。
沖縄の未来を創る─沖縄求人セレクション
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沖縄でのキャリアは、さらに面白くなる
沖縄への移住転職は、自分の経験を最もダイレクトに価値へ変えられる挑戦のフィールドです。
完成された大企業で与えられた役割をこなすのではなく、未完成な市場で構造そのものを変革する当事者になる。そんなダイナミックなキャリアの醍醐味が、沖縄にはあります。
もし、「自分の力で事業や組織を動かしたい」「成長のど真ん中に飛び込みたい」と感じているなら、沖縄は有力な選択肢です。経験を必要としている企業がここにあり、加わることで初めて実現する未来があります。
具体的に沖縄の企業に転職を考えている方はご相談してみてはいかがでしょうか。経営者のビジョンとキャリアを結びつけ、沖縄で描く新たな挑戦を全力でサポートしていきます。
沖縄でのキャリア・転職のことならお気軽にご相談ください
レキサンでは、沖縄での転職や移住に関するご相談を承っています。中長期の相談からでも問題ございません。
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沖縄移住転職ウェビナーのお知らせ
レキサンでは、沖縄での転職を考えている方向けに、『沖縄・移住転職の失敗しない方法とは〜実例で学ぶ成功パターン〜』というテーマでオンラインウェビナーを開催します。沖縄にUIターンされた方のインタビュー動画をもとに、5つのセクションに分けてUIターン転職の流れや転職市場の動向などを解説していきます。
<ウェビナー概要①>
【開催日】 :2月14日(土)【日時】 :9:00〜10:00
【対象者】 :沖縄県へのUIターン転職を検討している方
【費用】 :無料
【開催形式】:Google meet
<ウェビナー概要②>
【開催日】 :2月21日(土)【日時】 :9:00〜10:00
【対象者】 :沖縄県へのUIターン転職を検討している方
【費用】 :無料
【開催形式】:Google meet