沖縄転職は年収・キャリアが下がる?実はキャリアアップできる理由と成功事例を紹介
こんにちは。
株式会社レキサン リージョナルキャリア沖縄 代表の島村です。
沖縄で働いてみたい――そんな憧れを持ちながらも、「給与が大幅に下がるかもしれない」「今まで築いてきたキャリアが無駄になるかもしれない」と、不安に思う方は少なくないでしょう。実際、沖縄の給与水準は全国でも最低レベルであることが統計的にも示されています。
しかし、それが全てのケースに当てはまるわけではありません。私が転職を支援した実例の中には、給与が下がっても10%以内に収まったケース、さらには給与がアップしたケースもあります。また、給与の多少の変動よりもキャリアの幅が大きく広がり、新たな成長を実感できることも少なくありません。
「でも、本当に沖縄でキャリアアップなんて可能なの?」と、まだ疑問をお持ちの方もいるかもしれませんが、大丈夫です。
この記事では、具体的な成功事例を挙げながら、沖縄への転職がいかにキャリアの可能性を広げるものであるかをお伝えしていきます。
あなたも沖縄で新しいキャリアの可能性を見つけてみませんか?
沖縄転職の現実と誤解
沖縄への転職を考えるとき、まず頭に浮かぶのは「給与水準の低さ」ではないでしょうか。
たしかに全国の統計を見ると、沖縄県の平均年収は全国でも最も低い水準で推移しています。そのため、「給与が大きく下がる」「キャリアが後退する」というイメージが定着しています。しかし、実際の転職事例を見ると、必ずしもそうとは限りません。
給与が下がらず、むしろ上がることもある
私がこれまで担当した多くの転職者を振り返ると、給与が下がったとしても10%以内に収まるケースが意外と多いのです。また、稀ではありますが給与が前職よりアップすることもあります。その背景には、次のような理由があります。
・沖縄にも意外なほど高待遇のポジションが存在する
…例えば、東京や海外で培った専門的な経験を沖縄の外資系企業や上場企業が高く評価し、即戦力として高待遇で迎え入れるケースがあります。
・小規模企業が多い沖縄では、一人で何役もこなす必要がある
…そのような能力のある人は評価され、結果的に給与が上がることもあります。
沖縄特有のキャリアアップの可能性とは?
沖縄への転職は、給与面だけではなくキャリアの可能性を広げることにもつながります。
前述したように、沖縄の企業の多くは小規模で、社員一人ひとりが複数の役割を担当します。営業だけではなくマーケティングや経営企画、時には人事や総務まで担当することも珍しくありません。このように様々な業務を経験することで、多能工としてのスキルが自然に身につき、自身の市場価値を高められるのです。
また、小規模企業ならではの経営層との近さも沖縄ならではのメリットです。経営者と直接意見交換ができるため、経営視点や意思決定のプロセスを間近で学ぶことが可能になります。これは大企業や首都圏の環境ではなかなか得られない経験であり、将来的なキャリアアップにも大きな武器となります。
沖縄で年収向上・キャリアアップを果たした3つの事例
沖縄での転職で本当にキャリアアップできるのか
そう感じる方に向けて、実際の転職者の成功事例をご紹介します。給与が上がったケースやキャリアが大きく前進した具体的なケースをご覧ください。
外資系企業CFOへの転職
- 大手企業の海外現地法人/経理財務担当→沖縄本社外資系大手メーカー/CFO
- 給与:年収1000万円以上(前職水準維持)
- 転職成功ポイント:沖縄でも高度な専門スキルが高く評価された
私のクライアントの中に、大手企業の海外拠点で現地子会社の経理財務を担当していた方がいます。その方は当初、沖縄への転職は給与が下がることを覚悟していました。
しかし、実際には外資系企業の沖縄本社のCFO(最高財務責任者)という年収1000万円以上の高待遇のポジションを得ることができました。結果的には、給与面でもほぼ前職水準を維持しただけでなく、役割の範囲が広がり経営に直接携わることになったのです。
このケースの成功要因は、沖縄にも高度な専門スキルを求めるポジションがあり、そこで即戦力として活躍できる人材は高く評価されたということです。
地域ファンドCEO候補への抜擢
- 沖縄の中堅企業/役員→地域ファンドの出資企業/CEO候補
- 給与:年収1300万円以上(給与アップ)
- 転職成功ポイント:地域密着の経営経験や人脈が評価された
このケースでは、沖縄の中堅企業で役員を務めていた方が、地域ファンドが出資する新しい企業のCEO候補として転職しました。その結果、役職や権限がより明確に拡大され、年収1300万円以上の高額オファーが提示され給与もアップしました。そして、地域経済に大きなインパクトを与える重要なポジションに就任するという経営層としてのキャリアが一段と進んだのです。
こういった事例は、地域に根ざした経営経験や人脈が沖縄という市場でいかに価値があるかを示しています。地域密着の企業だからこそ、経験豊富な人材への需要が高まるのです。
ITエキスパートが沖縄本社上場企業でDX推進担当へ
- 首都圏企業/SAPコンサルタント→沖縄本社上場企業/DX推進担当
- 給与:基本給+手当(年収アップ)
- 転職成功ポイント:専門分野の希少性と経営企画部門での役割拡大
首都圏で200名ほどの企業にてSAPのコンサルタントとしてキャリアを築いたこの方は、沖縄に本社を置く上場企業のDX推進担当として転職しました。当初は給与面で多少の下落を覚悟していましたが、最終的には残業代抜きの基本給+手当分換算で年収がUPしました。
経営企画部門と共に企業のデジタル戦略を描くという重要な役割を担うことになり、キャリア面ではむしろ上昇したと言えるでしょう。
このようにITやDXといった専門的な分野でも、沖縄にはキャリアを伸ばすチャンスが十分に存在しています。
沖縄転職で年収アップ&キャリアアップを成功させる秘訣
ここまで沖縄でキャリアアップを実現した具体例を紹介してきましたが、「実際に沖縄でキャリアアップをするためにはどうすればよいのか?」という疑問を持つ方もいるでしょう。そこで、このセクションでは沖縄転職でキャリアアップを成功させるためのポイントを具体的にお伝えします。
沖縄で独自の専門性を身につける方法
首都圏と比べると、沖縄では競争が少ない環境にあります。つまり、自分自身の専門分野を明確に打ち出すことができれば、容易にOnly one、さらにはNo.1の立ち位置を確立することができます。
そのためには、自分の得意分野を深掘りし、これまでの経験や専門スキルを沖縄ならではの市場や企業のニーズと結びつけることが大切です。例えば、首都圏では当たり前のスキルや知識であっても、沖縄ではまだまだ希少で貴重なものである可能性があります。そのギャップを見つけ、自分の専門性として磨き上げることで、市場価値を高めることができます。
多能工(ゼネラリスト)や経営視点を持つことのメリット
沖縄の企業は規模が小さいことが多く、一人ひとりが複数の業務をこなさなければなりません。最初は大変に感じるかもしれませんが、実はこれはキャリアアップにとても有効です。なぜなら、複数の職務を経験することで業務の幅が広がり、将来的に管理職や経営層へ進むために必要な視野とスキルが身につくからです。
また、小規模な企業だからこそ経営者との距離も近く、経営方針やビジネスの意思決定に関わる機会が多くあります。この経験は、より高いレイヤーの役職に就く際に非常に役立つ実践的な知識と経験になります。
つまり、多能工としての幅広い職務経験と経営視点の習得は、キャリアを大きく前進させるための重要な鍵となるわけです。
まとめ:沖縄で「年収」と「キャリア」を諦めない転職を叶えるために
ここまでご紹介したように、沖縄への転職が必ずしも給与やキャリアのダウンを意味するわけではありません。むしろ、ゼネラリストとしての幅広いスキルや経営視点を身につけることで、あなたのキャリアは新たなステージへと進む可能性があります。沖縄という市場の特性を理解し、自分の専門性を活かせば、十分にキャリアアップを狙うことができるでしょう。
しかし、沖縄への転職には地域特有の企業文化や給与事情を深く理解し、適切なポジションを見つけることが重要です。そのためには、沖縄特化型の転職支援を提供する私たち株式会社レキサンをぜひご活用ください。
私たちは沖縄の企業と密接に連携し、あなたの希望や専門性をしっかりと踏まえた上で、キャリアアップにつながる最適な求人をご紹介しています。また、職務経歴書のブラッシュアップや面接対策、企業文化や働く環境についてのリアルな情報提供まで、一貫して丁寧にサポートします。
沖縄で働くことは、単なる仕事の変更ではなく、あなたの人生そのものを豊かに変える大きなチャンスです。転職という一歩を踏み出すことは勇気がいるかもしれませんが、その一歩はきっと価値のあるものになるでしょう。
沖縄への転職に関心がある方、また具体的な情報を知りたい方は、ぜひ一度、私たちにご相談ください。
一緒に、あなたに最適な新しいキャリアを実現していきましょう。